クラウドSIM(WiFi)のおすすめはこれ!賢い選び方やメリット・デメリットを解説

※当記事はPRを含みます。
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。

近年、クラウドSIMを利用したポケット型WiFiサービスが増えています。

クラウドSIM(クラウドWiFi)物理SIMを使わずにデータ通信ができるポケット型WiFiで、月額料金の安さや対応エリアが広いことが魅力です。

クラウドSIMは現時点で10社以上あるため、どのサービスが良いのかわからないという方もいるでしょう。

本記事では、編集部が調査してわかったおすすめのクラウドSIMを紹介します。クラウドSIMのメリット・デメリットなども解説しているので、ぜひ参考にしてください。

1分でわかる!記事の内容
  • クラウドSIMを選ぶときは、容量別の料金を比較する
  • 実測値・契約期間・支払い方法も重要
  • クラウドSIMの速度が不安な人はWiMAXがおすすめ

クラウドSIM(クラウドWiFi)とは?

クラウドSIMとは、クラウド上でSIMカードの情報を管理しデータ通信を行うポケット型WiFiのことです。「クラウド」とは、ネットワークを経由してユーザーにサービスを提供するシステムを指します。

雲の中にあるサーバーを利用してネットを使うイメージだワン


スマホやモバイルルーターは、物理的なSIMカードを挿入して通信を行います。しかし、クラウドSIMの場合は物理的なSIMカードがなくてもネットに接続することが可能です。

また、クラウドSIMは、ドコモ・au・ソフトバンクの回線に対応しています。利用する場所に応じて最適な回線を選んで接続するため、多くの地域・場所で使えることが特徴です。

「クラウドWiFi」と呼ばれることもありますが、本記事では「クラウドSIM」に統一します。

クラウドSIMの賢い選び方

クラウドSIMを提供する事業者は、現時点で10社以上あります。いずれも仕組みは同じですが、事業者によって料金形態や速度、サービス内容などに違いがあります。

ここでは、自分に合ったクラウドSIMを賢く選ぶ方法を見ていきましょう。

(1)容量別の料金を比較する

多くのクラウドSIMでは、データ容量にあわせて複数のプランを提供しています。10GBほどの小容量プランから、200GBまでの大容量プランなど様々です。

まずは、プランを選ぶ前に、月にどのくらいのデータ容量が必要なのか確認することをおすすめします。

  • スマホのギガ数では足りない人
    10~30GB
  • 固定回線がない、動画を視聴したい人
    40~90GB
  • 仕事・ゲームなどでデータ容量をたっぷり使う人
    100GB~

必要なデータ容量がわかったら、各社の月額料金を比較しましょう。主なクラウドSIMのデータ容量ごとの月額料金を比較しました。

10~30GBプランを比較

サービス名 データ容量 月額料金(税込)
縛りなしWiFi 10GB 2,178円
モンスターモバイル 20GB 1,980円
THE WiFi 20GB 2,068円
Chat WiFi 20GB 2,280円
クラウドWiFi 20GB 2,580円
ZEUS WiFi 30GB 2,508円
それがだいじWi-Fi 30GB 2,585円
縛られないWiFi 30GB 3,190円
縛りなしWiFi 30GB 3,278円

20GBプランの中では、モンスターモバイルが1,980円(税込)/月と安く利用できることがわかりました。なお、こちらは2年契約プランの料金で、縛りなしプランの場合は2,640円(税込)/月です。

30GBプランの場合は、ZEUS WiFiがお得に利用できます。月額料金が約2,500円なので、スマホで大容量プランを契約するよりも通信費を安く抑えられます。

40~90GBプランを比較

サービス名 データ容量 月額料金(税込)
THE WiFi 40GB 2,596円
モンスターモバイル 50GB 2,530円
Chat WiFi 50GB 2,600円
クイックWiFi 50GB 2,948円
Ex Wi-Fi 50GB 2,948円
クラウドWiFi 50GB 2,980円
ZEUS WiFi 50GB 3,278円
縛られないWiFi 50GB 3,740円
縛りなしWiFi 60GB 4,103円

50GBプランの中では、モンスターモバイルの2,530円(税込)が最もお得に利用できることがわかりました。なお、こちらは2年契約プランの料金です。

自宅に固定回線がない方や、スマホのデータ容量を気にせず動画視聴を楽しみたい方は、モンスターモバイルの50GBプランを検討してみてください。

100GB以上のプランを比較

サービス名 データ容量 月額料金(税込)
縛りなしWiFi 90GB 4,818円
モンスターモバイル 100GB 2,948円
それがだいじWi-Fi 100GB 3,267円
AiR-WiFi 100GB 3,278円
MUGEN WiFi 100GB 3,328円
クイックWiFi 100GB 3,718円
Ex Wi-Fi 100GB 3,718円
E-! WiFi 100GB 3,718円
クラウドWiFi 100GB 3,718円
THE WiFi 100GB 3,828円
ZEUS WiFi 100GB 3,828円
hi-ho Let’s Wi-Fi 120GB 3,828円
限界突破WiFi 150GB 3,850円
Chat WiFi 200GB 4,690円
hi-ho Let’s Wi-Fi 210GB 4,730円

100GBプランの場合も、50GBプラン同様、モンスターモバイルが最も安く利用できます。100GBの大容量プランを月3,000円以下で使えるお得なクラウドSIMです。

100GBでは足りないという方は、hi-ho Let’s Wi-Fiや限界突破WiFiなど、月間100GB以上使えるクラウドSIMを選びましょう。

(2)通信速度は実測値を比較する

クラウドSIMの通信速度は、下りが最大150Mbps、上りが最大50Mbpsです。どのサービスを選んでも最大速度は変わりません。

また、最大速度は通信環境として好条件が揃ったときの理論値なので、常にこの速度が出るわけではないことを覚えておきましょう。

通信速度が速いクラウドSIMを利用したい場合は、実測値(実際に計測した速度)を比較することをおすすめします。実測値は、みんなのネット回線速度などの速度計測サイトで確認できます。

ここでは、主なクラウドSIMの実測値を比較してみましょう。

サービス名 下り平均速度 上り平均速度 平均Ping値
モンスターモバイル 26.57Mbps 19.27Mbps 30.9ms
縛りなしWiFi 17.72Mbps 10.57Mbps 46.06ms
Chat WiFi 20.37Mbps 10.61Mbps 35.0ms
クラウドWiFi 0.74Mbps 4.54Mbps 35.4ms
THE WiFi 8.95Mbps 13.44Mbps 60.63ms
ZEUS WiFi 14.96Mbps 11.9Mbps 49.84ms
それがだいじWi-Fi 12.52Mbps 13.68Mbps 41.6ms
縛られないWiFi 9.11Mbps 6.57Mbps 57.3ms
クイックWiFi 35.62Mbps 8.06Mbps 41.0ms
AiR-WiFi 20.08Mbps 13.34Mbps 52.52ms
MUGEN WiFi 17.65Mbps 8.54Mbps 47.65ms
hi-ho Let’s Wi-Fi 22.21Mbps 13.11Mbps 35.0ms
限界突破WiFi 13.54Mbps 8.56Mbps 47.78ms
Ex Wi-Fi
E-! WiFi
引用:みんなのネット回線速度
※直近3ヵ月に計測された通信速度から平均値を計算したものです。

各社の平均速度を比較したところ、基本的には大きな差がないことがわかりました。なお、通信速度は、時間帯や通信環境によって変動するため、上記はあくまでも目安としてお考えください。

下り速度・上り速度・Ping値とは?

下り速度は、ダウンロード時の速度のこと。動画やデータをダウンロードするときや、オンライン会議のときに重要な速度です。

上り速度は、アップロード時の速度のこと。メールの送信や、動画・画像をアップロードするときに重要な速度です。

Ping値は、インターネットの応答速度のこと。主にオンラインゲームのときに重要な値で、低いほどラグが少なく快適に通信できます。

(3)契約期間のあり・なしを決める

クラウドSIMには、契約期間の縛りがあるプランとないプランの2種類があります。

サービス名 縛りあり
契約期間
縛りなしプラン
有無
モンスターモバイル 2年
縛りなしWiFi
Chat WiFi 1年
クラウドWiFi
(1ヵ月経過後はなし)
THE WiFi 2年
ZEUS WiFi 2年
それがだいじWi-Fi 2年
縛られないWiFi 1年
クイックWiFi 2年
AiR-WiFi
MUGEN WiFi 2年
hi-ho Let’s Wi-Fi 2年
限界突破WiFi 2年
Ex Wi-Fi 2年
E-! WiFi 2年

縛りがあるプランは契約期間内に解約すると違約金が発生しますが、縛りがないプランよりも月額料金が安いという点がメリットです。

多くのクラウドSIMでは2年間の契約期間を設けているため、2年は使う予定という方や、とにかく安く契約したいという方は縛りがあるプランを選びましょう。

一方、縛りがないプランはいつ解約しても違約金が発生しません。短期間だけ使いたい場合や、利用期間が決まっていない場合は縛りがないプランがおすすめです。

(4)対応している支払い方法を確認する

クラウドSIMの中には、クレジットカード支払いのみ対応のサービスが多くあります。口座振替やデビットカードなどを希望する場合は、注意が必要です。

編集部が調査したところ、口座振替に対応しているクラウドSIMは以下の5社でした。

  • 縛りなしWiFi
  • ZEUS WiFi
  • 縛られないWiFi
  • MUGEN WiFi
  • 限界突破WiFi

なお、上記の中でも契約するプランによっては口座振替に対応していない場合があります。念のため、申し込み前に確認しましょう。

おすすめのクラウドSIM3選

編集部が料金や速度などを調査してわかった、おすすめのクラウドSIMを3社紹介します。

料金が安い「モンスターモバイル」

  • データ容量:20GB / 50GB / 100GB
  • 平均速度:下り20.79Mbps / 上り10.49Mbps
  • 契約期間:2年(縛りなしプランもあり)
  • 支払い方法:クレジットカード

モンスターモバイルは、月額料金の安さが魅力のクラウドSIMです。

プランは20GB・50GB・100GBの3種類。100GBの大容量プランでも2,948円(税込)~/月と破格の値段で利用できます。

月額料金(税込) 2年契約プラン 縛りなしプラン
20GB 1,980円 2,640円
50GB 2,530円 3,190円
100GB 2,948円 3,938円

いずれも、2年契約プランと縛りなしプランから選択することが可能です。縛りなしプランの方が、約600円~1,000円ほど料金が高くなります。

モンスターモバイルでは、14日間の無料お試しキャンペーンを実施中です。万が一通信速度やサービスに満足できなかった場合、14日以内であれば月額料金や解約手数料などの負担なく解約できます。

なお、お試しキャンペーンの対象は、データ使用量が2GB以下の場合に限られます。また、14日以内に端末を返却する必要があるので注意しましょう。

料金の安さ重視で契約したい方や、クラウドSIMを初めて使う方は、モンスターモバイルを検討してみてください。

1ヵ月お試しできる「AiR-WiFi」

AiR-WiFi
  • データ容量:20GB / 100GB
  • 平均速度:下り20.08Mbps / 上り13.34Mbps
  • 契約期間:1年(縛りなしオプションあり)
  • 支払い方法:クレジットカード

AiR-WiFiは、1ヵ月間のお試し利用ができるクラウドSIMです。

1ヵ月以内に返却すれば、初期事務手数料3,300円(税込)と月額料金がかかりません。システム上、一度料金が発生しますが、お試しモニターが適用されると決済が取り消されます。

なお、お試しモニターを利用する場合は、25日以内に解約する旨を連絡してください。また、返却処理手数料1,100円(税込)とクリーニング・メンテナンス費用1,870円(税込)がかかります。

完全無料ではありませんが、契約期間や解約金などを気にせずに使える点はメリットです。

AiR-WiFiの料金プランは、20GBと100GBの2種類。100GBプランは2種類の端末から選べます。ディスプレイの有無や利用可能時間が異なるので、用途に合わせて選びましょう。

データ容量 月額料金(税込)
20GB 1,958円~
100GB
(らくらくプラン)
3,245円~
100GB
(サクッとプラン)
3,377円~

初めてクラウドSIMを申し込む方は、住んでいる地域で使えるのか、通信速度は問題ないのかなど気になることがたくさんありますよね。まずは気軽にお試しできるAiR-WiFiを利用してみてはいかがでしょうか。

口座振替に対応「MUGEN WiFi」

  • データ容量:100GB / 無制限
  • 平均速度:下り17.65Mbps / 上り8.54Mbps
  • 契約期間:2年(縛りなしオプションあり)
  • 支払い方法:クレジットカード / 口座振替

MUGEN WiFiは、口座振替での支払いに対応しているクラウドSIMです。クレジットカードを持っていなくても銀行口座があれば申し込みができます。

なお、口座振替にすると毎月550円(税込)の手数料が発生することを覚えておきましょう。また、デビットカード支払いには対応していません。

MUGEN WiFiには、データ容量100GBのクラウドSIMプランと、無制限で使えるWiMAXプランの2種類があります。WiMAXは、ホームルーターも選択可能です。

データ容量 月額料金(税込)
100GB
(クラウドSIMプラン)
3,300円
~3,500円
無制限
(WiMAXプラン)
4,800円

初めてMUGEN WiFiを申し込む場合は、30日以内の解約かつ20GB以内の利用であれば、月額料金が全額返金されます。とりあえず試してみたいという方も、ぜひこの機会に申し込んでみてください。

クラウドSIMのメリット

クラウドSIMには、様々なメリットがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

クラウドSIMのメリット
  • 月額料金が安い
  • データ使用量にあわせてプランを選べる
  • 対応エリアが広い
  • 海外でも利用できる

月額料金が安い

クラウドSIMは、他のポケット型WiFiよりも月額料金が安いことが大きなメリットです。実際に主なポケット型WiFiと料金を比較してみました。

サービス名 データ容量 月額料金(税込) 契約期間
モンスターモバイル
(クラウドSIM)
100GB 2,948円~ 2年/なし
カシモWiMAX 無制限 4,818円 なし
Rakuten
WiFi Pocket
無制限 3,278円 なし
ドコモ 30GB 4,070円~ なし
au 無制限 4,721円~ なし
ソフトバンク 50GB 5,280円 なし
ワイモバイル 無制限 4,818円 なし

大容量プランでも3,000円前後で使えるクラウドSIMが多く、他社よりも通信費を安く抑えられます。

データ使用量にあわせてプランを選べる

データ容量の種類が豊富で、自分が使う分にあわせてプランを選べることも特徴の1つ。

10GB程度の小容量プランから、100GB以上の大容量プランまで選択できます。自分の普段のデータ容量に合わせてプランを選べるので、データ容量を無駄にすることがありません。

対応エリアが広い

クラウドSIMは、対応エリアが広いのも魅力です。

SIMカードの情報がクラウド上にあるため、ドコモ・au・ソフトバンクの回線に対応しています。

3キャリアの対応エリアであればどこでも使えるので、圏外になりにくい点がメリットです。

海外でも利用できる

さらに、クラウドSIMは海外でも使用可能!空港などで端末を借りなくても、海外用のデータをチャージするだけですぐに使えます。

海外への旅行や出張が多い人にもクラウドSIMがおすすめです。

クラウドSIMのデメリット

クラウドSIMにはメリットがある一方で、申し込む前に確認しておきたいデメリット・注意点があります。

クラウドSIMのデメリット
  • 完全無制限のプランがない
  • 他社ポケット型WiFiに比べて通信速度が遅い
  • 接続する回線を選べない
  • 過去に大規模な通信障害が発生している
  • 端末の起動からネットに接続するまで時間がかかる

完全無制限のプランがない

クラウドSIMのデメリットとして、完全無制限のプランがないことが挙げられます。

100GBあれば十分と感じるかもしれませんが、使える量は1日あたり3GB程度です。オンライン会議をする方や、オンラインゲームを楽しみたい方にとっては、やや足りない可能性があります。

データ容量を気にせずに使いたいという方は、データ容量無制限のポケット型WiFiを選びましょう。

他社ポケット型WiFiに比べて通信速度が遅い

また、他のポケット型WiFiに比べると、通信速度の面で劣っています。下り最大速度が1Gbpsを超えるポケット型WiFiが多い中、クラウドSIMは150Mbpsです。

実測値も他のポケット型WiFiよりも遅いため、速度が気になる方は実測が速いポケット型WiFiを検討した方が良いかもしれません。

接続する回線を選べない

クラウドSIMは、SIMカードの情報をクラウド上で管理し、その時々で最適な回線に自動的に接続します。

どの回線に接続するかの判断はクラウドサーバーが行うため、接続する回線を自分で選ぶことはできません。

そのため、対応エリアが広くなるのは魅力ですが、回線を選びたい、こだわりがあるという人にはデメリットとなります。

過去に大規模な通信障害が発生している

クラウドSIMでは、2020年の春に大規模な通信障害が発生しました。

原因としては、新型コロナウイルスの影響によるクラウドSIM利用者の急増や、一部での通信の集中などが挙げられますが、現在は大規模な通信障害が発生しないよう各社ともに対策を講じています。

また、新型コロナウイルスの影響も収まりつつあるので、こういった大規模な通信障害が頻繁に起こる可能性は低いでしょう。

端末の起動からネットに接続するまで時間がかかる

クラウドSIMはその技術の特性上、端末の起動からネットに接続するまで時間がかかります。

端末を起動してから、回線を判断してネットに接続するため、ネットに接続するまでに1~3分の時間が必要です。

すぐに使えるWiFiがほしい、という人にはクラウドSIMはおすすめできません。

クラウドSIMはどんな人におすすめ?

メリット・デメリットを踏まえて、クラウドSIMはどんな人におすすめなのかをまとめました。

クラウドSIMがおすすめな人

クラウドSIMはこんな人におすすめ
  • ポケット型WiFiを安く契約したい人
  • WiMAX提供エリア外にお住まいの人

クラウドSIMは、他社のポケット型WiFiよりも料金が安いことが最大の特徴です。

データ容量の幅が広く、普段のデータ使用量にあわせてプランを選べるので、他のポケット型WiFiよりも通信費を安く抑えられます。

また、ドコモ・au・ソフトバンクの3回線に対応しているため、全国幅広いエリアで使えます。ポケット型WiFiの1つであるWiMAXは、一部エリアで利用できません。

WiMAXの提供エリア外にお住まいの方は、クラウドSIMがおすすめです。

クラウドSIMをおすすめできない人

クラウドSIMが向いていない人
  • 通信速度の速さを重視する人
  • オンライン会議・オンラインゲームで使いたい人

クラウドSIMは、他のポケット型WiFiに比べると通信速度が遅いため、速さを重視する人にとっては物足りなく感じるでしょう。

クラウドSIMは、キャリアの回線の一部を借りてユーザーに提供しています。そのため、利用者が多い時間帯は回線が混雑し、速度が遅くなることがあります。

また、データ容量無制限のプランがないので、1日3~5GB以上使うという場合は、データ容量が足りなくなるかもしれません。

オンライン会議やゲームといった大量のデータ通信が必要な作業を行う方は、データ容量無制限で使えるWiMAXを検討しましょう。

速度が不安な人はWiMAXがおすすめ

クラウドSIMでは通信速度が不安という方は、安定した速度が魅力のWiMAXがおすすめです。今回は、WiMAXプロバイダを比較したうえで、編集部がおすすめする3社を紹介します。

料金がずっと変わらない「カシモWiMAX」

カシモWiMAX
  • データ容量:無制限
  • 平均速度:下り89.94Mbps / 上り31.04Mbps
  • 契約期間:なし
  • 支払い方法:クレジットカード

カシモWiMAXは、契約月の翌月からずっと料金が変わらないシンプルなプランが魅力のWiMAXプロバイダです。

(税込) カシモWiMAX
契約初月 1,408円
契約翌月〜 4,818円
端末分割代金(36回) 770円/月
端末分割払い
サポート(36回)
-770円/月
月額料金 4,818円

長期間利用すると月額料金が高くなるプロバイダもありますが、カシモWiMAXの料金プランは翌月以降ずっと4,818円(税込)/月。WiFiを長く使い続けたいという方でも安心です。

端末代金は、36回の分割払いにすると、毎月の支払い分が割引されて実質無料になります。

さらに、カシモWiMAXではAmazonギフト券10,000円分がもらえるキャンペーンを実施中!キャンペーンを活用して、速度の速いポケット型WiFiをお得に申し込みましょう。

キャッシュバックが魅力の「GMOとくとくBB WiMAX」

  • データ容量:無制限
  • 平均速度:下り45.67Mbps / 上り19.32Mbps
  • 契約期間:2年
  • 支払い方法:クレジットカード

GMOとくとくBB WiMAXは、高額キャッシュバックが魅力のWiMAXプロバイダです。

他社からGMOとくとくBB WiMAXに乗り換えると、最大67,000円のキャッシュバックを受け取れます。他社の特典と比較してもかなり高額なので、キャッシュバックでお得に契約したい方におすすめです。

なお、キャッシュバックを受け取るためには、端末発送月を含む11ヵ月目に届くメールから手続きをする必要があります。申し込みから期間が空くので、もらい忘れないようにリマインドを設定しておくことをおすすめします。

(税込) GMOとくとくBB WiMAX
1~12ヵ月目 3,784円
13~35ヵ月目 4,334円
36ヵ月目以降 5,104円
端末代金 770円×36回
(27,720円)
月額料金 4,554円~5,874円

口座振替に対応している「BIGLOBE WiMAX」

  • データ容量:無制限
  • 平均速度:下り142.4Mbps / 上り20.27Mbps
  • 契約期間:なし
  • 支払い方法:クレジットカード / 口座振替

クレジットカード払いのみのプロバイダが多い中、BIGLOBE WiMAXは口座振替に対応している数少ないWiMAXプロバイダです。

クレジットカードを持っていない方や、支払いを管理しやすくするために口座振替を希望する方におすすめです。

口座振替に設定しても、手数料はかかりません。ただし、端末代金は一括払いのみで分割払いは選択できないので注意しましょう。

また、BIGLOBE WiMAXは、2年以内であればお得に利用できる料金プランを提供しています。契約から24ヵ月目までは割引が適用されるので、利用期間が2年以内と決まっている方はぜひチェックしてみてください。

(税込) BIGLOBE WiMAX
初月 0円
1~24ヵ月目 3,773円
25ヵ月目以降 4,928円
端末代金 770円×36回
(27,720円)
月額料金 4,543円~5,698円

▼どのプロバイダにするか決めかねている方は、WiMAXプロバイダの料金やキャンペーンを比較した上でおすすめのプロバイダを紹介している以下の記事をあわせてご一読ください。

クラウドSIMに関するよくある質問

最後に、クラウドSIMに関するよくある質問をまとめました。

クラウドSIMは海外でも使える?

クラウドSIMは、海外でも使えます

海外で利用する際は、通常の料金プランではなく、海外利用料金が適用されます。料金は事業者や利用する国によって異なるので、事前に確認しましょう。

なお、モンスターモバイルやChat WiFiなど、一部海外で利用できないサービスもあります。

海外でWiFiを使いたい場合は、海外用のレンタルポケット型WiFiもおすすめです。

プリペイド式のおすすめクラウドSIMは?

プリペイド式のクラウドWiFiを提供する事業者は複数あります。その中でも価格が安くおすすめなのは、「おてがるWiFi」です。

端末代金とデータ容量がセットになったプランを提供しており、19,800円(税込)から利用できます。

データ容量を使い切ったあともSIMフリー端末として使えるという点はメリットですが、ポケット型WiFiを長期的に利用したいという方にとってはやや割高です。

月額なしで使えるプリペイド式ポケット型WiFiは、旅行や出張のときだけWiFiを使いたいという方に適したサービスと言えます。

無制限で使えるクラウドSIMはある?

データ容量が無制限のクラウドSIMはありません

月間100GBの大容量プランを提供しているクラウドSIMはありますが、完全無制限での利用はできないので注意しましょう。

100GBあれば1日3GBほど使えるので、1人で使う場合は十分といえます。しかし、大量のデータ通信を行う場合や、複数人・複数台で使う場合は、無制限で使えるポケット型WiFiがおすすめです。

クラウドSIMはレンタルできる?

短期間のレンタルが可能なクラウドSIMもあります

WiFiレンタルどっとこむや、どんなときもWiFi for レンタルなどのレンタルサービスでは、ポケット型WiFiを1日から利用することが可能です。

旅行期間中だけWiFiを使いたいという方は、短期レンタルできるおすすめのポケット型WiFiをチェックしてみましょう。

おすすめのクラウドSIMまとめ

おすすめのクラウドSIM
  • 料金の安さ重視なら
    「モンスターモバイル」
  • 試してから契約するなら
    「AiR-WiFi」
  • 口座振替を希望するなら
    「MUGEN WiFi」

クラウドWiFiは、WiFiをとにかく安く使いたいという方や、WiMAXの提供エリア外にお住まいの方に適したサービスです。

おすすめのクラウドSIMは、重視するポイントによって異なります。WiFiを契約するうえで譲れないポイントを決めてから、それぞれのサービス内容を比較しましょう。

なお、クラウドSIMは他のポケット型WiFiに比べると、通信速度が不安定な点がデメリットとして挙げられます。また、無制限プランがないため、データ容量を使い切ると速度制限にかかります。

通信速度が気になるという方や、データ容量を気にせずに使いたいという方は、WiMAXがおすすめです。