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2023.03.01

オフショア開発拠点「MEベトナム」の立ち上げメンバーが来日。国境を越えて日本で得たものとは?

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マーケットエンタープライズ(以下、ME)では、事業拡大によりシステム開発分野をより強化させるため、東南アジア最大のIT国家を目指し、オフショア開発の中核拠点としてMarketEnterprise Vietnam Co. Ltd.(以下、MEベトナム)を2020年にベトナムのホーチミンに設立。

MEベトナムでは業務システムからサービスサイトに至るまで、ITを基盤とする当社事業に関わるシステム開発全般を担う。独立した開発組織としての機能を展開していき、設立当時は2名だったスタッフも25名が在籍するグループ企業に成長した。

2023年2月、当時の立ち上げメンバーでもあり、同期でもあるTram(以下、チャム)とエンジニアのSang(以下、サン)が日本へ来日。訪日して自国へ持ち帰りたいことや発見を、彼ら独自の視点で語ってもらった。

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MEベトナムを立ち上げた初期メンバーの2人

ーー チャムさんとサンさんのこれまでのキャリア遍歴について教えてください。

(左:チャム、右:サン)

チャム:私は学生時代に日本の大学に留学し、日本語を学びました。その後はベトナムに戻り、日本語の講師として10年間務めた後に、日系企業のITコミュニケーターとして4年間従事していました。
ITコミュニケーターとは、日本の事業メンバーとベトナムにいるエンジニアの間に入ってコミュニケーションを行い、日本とベトナムを繋ぐ架け橋のような役割です。

ーー 日本語が本当にお上手ですね。学ぶきっかけは何だったのですか?

チャム:私の祖父が当時ベトナム戦争が終わった1981年頃、渡米のために船で渡っていたのですが、船が沈みそうになったところを日本人に助けてもらいました。
その話を聞いて、日本にすごく縁があると感じています。祖父が日本へ連れていってくれた時に親しみを感じ、日本の文化も好きになりました。

サン:前職はベトナム企業4社と日系企業1社で働き、MEベトナムで6社目になります。主な仕事は自社開発とアウトソーシング、新技術の研究、マーケティング部や事業開発部にも所属していました。

数ある日系企業の中からMEベトナムに共感し、入社を決意

ーー 2人はMEベトナムを立ち上げたメンバーですよね。MEに転職を決めた理由は何ですか?

チャム:MEベトナムが設立される前、まだオフィスがなく別会社の一部を借りていた2019年にジョインしました。この時は、サンさんと2人だけだったのです。MEベトナムが立ち上がってすぐの時に、当時のCEOと会う機会があり、リユース事業をITの技術で、拡大していくと聞きました。

今後更に拡大していくであろうリユースマーケットに可能性と魅力を感じ、ITの技術を利用して、ビジネスを拡大できる仕事をしたいと思ったのが、入社を決めたきっかけです。

サン:これまで複数の会社でエンジニアとして働いていました。そこでは単に与えられた業務をこなすだけだったのですが、MEベトナムは違ったんです。MEの事業には魂が込められていると感じました。

ーー どの面で魂が込められていると感じますか?

サン:企業理念に「WinWinの関係が築ける商売を展開し、商売を心から楽しむ主体者集団で在り続ける」とある通り、それぞれが自分の頭で自分の役割とは何かを考え、行動することが求められています。この理念にとても共感し、私たちは単なる労働者ではなく、みんなでミッションに向かって主体的に仕事をすることに、人の心が宿っていると思いました。

(オフィスの設立時、サンが企業理念を壁に書き、MEベトナムの礎となっている)

MEベトナムの企業理念(日本語訳)
「Win-Winのビジネスを通じてユーザーの課題解決を行う主体者集団であり続ける」

ちなみにMEベトナムでは、MEの掲げる理念に「課題解決」という言葉を追加しています。ITエンジニアとして、メンバーが課題解決思考を持って取り組めるようにするため、主体的に動ける集団であり続けたいという願いを込めて壁に書きました。

物理的な距離が生む心理的距離の打開策とは?

ーー MEベトナムでの2人の役割は何ですか?

チャム:私はMEベトナムの中で、色々なポジションを経験した人だと思います。MEベトナム設立当時は、コーポレートスタッフとして設立の準備やオフィスのインフラを整えるための整備、採用などもしていました。

その後、MEベトナムで開発が始まったタイミングで、ITコミュニケーターとしてエンジニアのサポートを担当しました。そして現在はベトナムと日本のコミュニケーションを円滑にすることをミッションに、日本側のリクエストや状況を把握して開発チームに正しく伝えられるよう、各開発チームをサポートするコーチをしています。

サン:私は農機具リユース事業(以下、マシナリー)が展開するプラットフォームのプロジェクトマネージャー(以下、PM)です。農機具の輸出を行なっているグループ企業、UMMとMEトレーディングのプロダクト改善のために開発チームを引っ張っています。

ーー それぞれの役割を担っていく上で困難だったことはありましたか?

チャム:日本側のビジネスのバックグラウンドを正しく理解していないが故、コミュニケーターも開発者も日本からの要求をうまく咀嚼できずにいるのが課題でした。その上、日本の事業責任者にベトナムのエンジニアが開発のレクチャーをする際に、(ベトナム側が)エンジニア同士で話をするように、開発に関する事細かな説明を省略することがありました。

サン:複数名のメンバーとチームで開発に取り組んでいますが、一時期、エンジニアが同じ方向を向いていない時期があり、当時はプロジェクトを進めるのが大変でしたね。

ーー その課題をそれぞれどのように解決に導いていったのですか?

チャム:ベトナムのエンジニアが開発に関する事細かな説明を省略するため、日本側が理解していないことがありました。その際に「相手はエンジニアじゃないからきちんとした説明が必要ですよ」と、ベトナムのエンジニアに説明を促すように心がけましたね。

そして私自身も日本からの要望をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分が疑問に思ったことを、その都度確認しながら開発チームに伝えることを大切にするようになったんです。

サン:開発チームの目線をあわせることを意識し、そのためにどうすればよいかを考えました。みんな同じ船に乗って、1つの目的地に向かって漕いでいくようなイメージです。具体的に取り組んだことは、エンジニアの短所と長所をそれぞれ把握すること。長所はそのまま伸ばし続け、短所はお互いがカバーできるように心がけました。

ーー 今回日本へ来日した目的は?

チャム:ベトナムで開発しているシステムは、MEが展開しているメディア事業、マシナリー事業、おいくら事業です。今回の出張では、それぞれのビジネスプロセスを深く理解するという点と、実際にどのような人たちが運営しているかを知ることが目的でした。

特にリユース事業が運営するリユースセンターでは、実際に現場でどういう仕組みで動いているのかベトナム現地ではわからない状況だったので、見学をしたいと思っていたんです。

そして、リユースセンターはもちろん、各部門の課題を洗い出し、ITの力で何か解決できることはないか、ベトナムに持ち帰ってメンバーと考えたいと思いました。

Face to faceが生んだ気付きと導き

(感染対策に留意し、交流を深めるための会食を行なった)

ーー 日本での滞在は具体的にどのようなスケジュールだったんですか?

チャム:メディア事業、おいくら事業、マシナリー事業の買取・販売チームが在籍している京橋ブランチで事業説明をしてもらい、日本側のPMにヒアリングをしました。また、コンタクトセンターやリユースセンターへ視察に行き、どのような仕組みで回っているのかや、実際に販売されている商品を目にし、貴重な体験となりました。

ランチや夜の時間には、社長を始め部門長とも意見交換を行い、日本のエンジニアチームや開発で関わりのある部門メンバーとも交流する時間がありました。

サン:最終日には日本のエンジニアチームに向けてセミナーを実施し、「NextJSの紹介、MEVNとMEのつながり」について話しました。

NextJS は新しいフレームワークであり、MEベトナム内の多くのプロジェクトで使われている言語の1つです。 お客様が快適に安心して当社サービスをご利用いただくために、WebサイトのUI/UXは非常に重要な部分であるため、この技術の紹介をセミナーのテーマにしました。

また、MEベトナムと MEのエンジニア同士の連携も非常に重要で、コミュニケーションを深めて両者の信頼関係を築き、本当に強い組織にしたいと思っています。
登壇後は日本メンバーから複数の質問をもらい、開発に関する意見交換をすることができたので有意義な時間でした。

ーー 視察を通じて解決したいと思ったことはありますか?

(北関東リユースセンターへ視察に訪れた時)

チャム:マシナリーへ視察へ行った際に、細かな情報を複数のツールで管理していたので、情報の一元化が必要だということがわかりました。すぐにわかる仕組みがあったらいいなと思ったので、我々のシステムの力で解消できるのかチーム内で考えていきたいですね。

サン:日本とベトナム間のコミュニケーション面で壁を感じつつも、本音を日本のスタッフに打ち明けづらかったのが現状でした。しかし、今回の出張でベトナムのエンジニアが感じる壁がある、ということをエンジニア代表として日本のスタッフと話し、交流の活性化のため、コミュニケーションツールを立ち上げることができました。

コミュニケーションが活性化されることで、物理的、心理的な距離を乗り越え、MEベトナムも日本メンバーと同じ会社を共に創り、チームとして働いているという意識がより強く芽生えることに期待しています。また、出張前までは会社の全貌がわからない状況だったのですが、今回の出張でクリアになった全体像を持ち帰って、メンバーに共有したいと思いました。

ーー 日本へ来日し、印象的だったことがあれば教えてください。

チャム:買取価格の事前査定を行うコンタクトセンターを実際に見て、業務範囲の広さに驚きました。お客さまと電話で話をしながら、品物のヒアリング、事前査定、出張買取用の車両のスケジュール調整、データ入力を同時並行で行なっていました。また、ただ依頼された内容を受けるだけでなく、話を引き出すような話し方をしていて、その技術にも感動しました。

サン:今後はお客さまの要望を集め、新しいサービスを生み出すことができたらいいですね。

ーー サンさんは何か新たな発見はありましたか?

サン:MEベトナムの会社説明でよく「主体性」というワードをたくさん耳にしましたが、具体的にどうあれば主体性となるのか正直、想像ができませんでした。

しかし、今回の日本出張で、マーケットエンタープライズにいる誰もが主体性をもって仕事に取り組んでいると実感したんです。

色々な人に会って、働くスタッフを見て皆プロだな、と改めて感じました。日本で体験したことをベトナムへ持ち帰り、ベトナムと日本間のスムーズなコミュニケーションを実現し、MEグループとして世の中に更にサービスを広げていくことを目指していきたいです。

(ME代表の小林と開発部門長と)

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記事を書いた人

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