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2022.08.12

第17期の期初キックオフイベントを振り返る。グループ経営に向けて組織体制を変革し、さらなる加速を!

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マーケットエンタープライズ(以下、ME)は、2006年7月に設立し、2022年7月に第17期を迎えた。毎年期初には、グループ全体が参加するキックオフミーティングを開催している。今回は、7月7日にオンライン(Zoom)で実施したキックオフを振り返るとともに、今期の方針について紹介する。

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マーケットエンタープライズとは

MEは2006年に設立され、国内16拠点・海外1拠点を構え、従業員450名、グループ5社体制の企業です。「WinWinの関係が築ける商売を展開し、商売を心から楽しむ主体者集団で在り続ける」という企業理念を基に、長期ビジョンに掲げる「持続可能な社会を実現する最適化商社」に向けて、多角的な事業を展開しています。

現在は、ネット型リユース事業を基幹事業として、メディア事業、モバイル通信事業の合計3つの事業を展開していますが、これらの事業をスピーディーに成長軌道にのせることを目的に、M&Aや事業買収、出資等も積極的に行なっています。

■関連ページ:事業の特徴

キックオフイベントを開催し続けている目的とは

MEでは全社員が参加するキックオフイベントを毎年開催しています。その理由は、企業文化を強固にすることと、情報共有と組織の横断的なつながりを作るためです。

コングロマリットグループを築くにあたり、理念を浸透させ、企業文化を醸成することは重要であると捉えていたため、創業時からキックオフの開催はもちろん、社内報も早くから発行してきました。

さらに主体的に行動するには、その行動のベースとなる様々な情報を共有することが必要だと考えているため、社歴や役職に関係なく会社が何を目指しているのか、どの方向に進もうとしているのか、各部署が何をしていてどんな人がいるのか、会社の動きを共有する場としてキックオフを開催しています。

多角化が進み、部署も、社員も数多くなっているMEですが、だからこそそれぞれが異なる方向に進んでいかないよう、方針の理解や目線の統一を図るためにキックオフを開催し続けています。

組織をカンパニーとディビジョンの体制に変更

第17期のキックオフで発表された、前期と大きく変わったことといえば組織体制の変更でしょう。

カンパニー制とは、社内の事業それぞれを独立した会社として扱って組織にするという企業の在り方のひとつです。社内に存在する事業をそれぞれの「会社」のように扱い組織する手法の一つで、権限を委譲して独立採算制とし、意思決定権や、責任を持たせる組織形態のことを指します。

また各事業運営に機能を提供しているマーケティング、管理部門、開発部門などはディビジョンとして、グループ全体の機能提供責任を負うことになりました。

縦と横の責任分担、指揮系統の複雑化など、マトリクス組織には様々なコンフリクトが発生することも理解しています。一方でこれからグループ経営を加速させる足がかりとして、この体制にに移行しました。

もちろん現状の組織体制が完成型ではありません。ゆくゆくは、例えば各カンパニーの中にHR部門ができたり、広報やマーケティング部門もできることもあるでしょう。事業や機能ごとの特性、それぞれの成長ステージに応じ、最適化された組織体制の下で加速できる体制にすべく、色々な試行錯誤を繰り返し、我々の目指す「最適化商社」を創り上げていきます。

期初キックオフ恒例の社内表彰制度とは

MEでは3つの表彰制度があります。新入社員の中で、最も成長し、輝いた社員に贈られるアワード「Rookie of the Year」、仲間や会社を支え続けた社員に贈られるアワード「Supporter of the Year」、最も成果を残し、輝いた社員に贈られるアワード「Best of ME」。

それぞれノミネート者を事前投票で選び、選出されたメンバーがキックオフ当日にスピーチ。その後に全社員の決戦投票にて受賞者が選出される形でした。

組織体制を変更したように、会社としては事業が多角化。それにともない、部署や役割はもちろん、社員数も増加し、これまで毎年期初に行なっていた社内表彰制度であるアワードも、同じような運営スタイルでは、社員一人ひとりの活躍がわかりづらくなる課題がありました。

そんな課題の解決や企業の拡大を見越し、今期のアワードではそれぞれの部門で内容を一部変更。新人賞である「Rookie of the Year」では、対象を新卒のみとすることを今期で最後にしました。

会社が多角化する中では、新卒や中途に関わらず、若手で活躍するメンバーが続々と増えています。新卒・中途と分けるのではなく、25歳以下で活躍している人を讃えるアワードに変更する予定です。

事前投票でファイナリストになった5名

「Supporter of the Year」は、今期より「Thank you of the Year」に名称を変更し、「ありがとう」を伝えたい社員が表彰されるアワードになりました。

これまでは事前投票の上位5名ほどがファイナリストとしてキックオフ当日に発表され、スピーチをしていました。しかし、多くのメンバーの支えがあってこそ事業や組織が成り立ち、グループ経営が進んでいる事実があり、そのようなMEを支えているメンバーを一人でも多く紹介するため、事前投票で上位20名のノミネート者を当日発表。その中から上位6名がファイナリストとしてスピーチを発表し、例年受賞者は1名でしたが、今回はその中の2名が受賞することになりました。

事前投票でノミネートされた20名

最後が「Best of ME」です。昨年までは、経営陣でノミネート者を決め、当日に決選投票をして1〜3位を決めていましたが、部署や役割が増えることでそれぞれの頑張りが見えづらく、当日のスピーチでしか判断できない課題もありました。

そこで今期より、決選投票という方式を撤廃し、各事業責任者がBest of MEを決めることにしました。そのため、これまでは1〜3位を受賞者としていましたが、今回から部門ごとに計11名のBest of MEが決まりました。

Best of MEを受賞した11名

今期は昨期と変更があった表彰制度ですが、今後も組織の拡大に合わせて変化させていきます。

毎期設定する全社テーマ。目的や浸透方法の工夫

全社テーマは、MEがその期に目指す方向性を端的に示す、言わば当期の行動指針となる言葉です。期初のキックオフで発表しており、今期は、「Accelerate※」というテーマが発表されました。

※accelerate=他動詞   
1〔~の移動の〕速度を上げる、加速させる
2〔~の進行を〕早める、速める
3〔時期・期限などを〕早める、前倒しする、繰り上げる

グループ経営を加速させる、各事業の成長を加速させる、組織や個人の変化や成長を加速させるという意味を込めたテーマです。

さらに今期より組織運営を変更したこともあり、「Accelerate × ●●」という形で、カンパニー・ディビジョンごとに17期のテーマを設定することになりました。カンパニー・ディビジョンの特性に応じ、「●●」には、部門の目指す方向性を示す言葉が設定されています。

期初恒例の制作物

テーマの浸透に向けて、ポスターやZoomの壁紙などを毎年用意しています。その一部を紹介します。

テーマポスター

(左)共通グループテーマ、(右)動物テーマ

今回は2種類のポスターが制作されました。それぞれのデザインコンセプトは下記の通りです。

■共通グループテーマ:
MEのグループ会社それぞれの特徴を色で表現し、組み合わさって未来へ加速するデザインです。背景の紺は夜明けの空を表現し、グループ経営加速の始まりを感じさせます。タイトルの「A」の文字は向かうべき方向と両足でしっかりと立って安定した組織体制を表現しています。

■動物テーマ:
陸海空それぞれで最も加速力のある生き物をモチーフにした力強いデザインです。加速を視覚的に生き物で表現することでストレートに訴えるビジュアルです(チーター、ハヤブサ、バショウカジキそれぞれの移動速度は100km/hを超えると言われています)。

Zoom背景

こちらは共通グループテーマと動物テーマそれぞれを用意しています。社内MTGや社内イベントで利用しています。

PCのデスクトップ壁紙

PCのデスクトップ壁紙にもテーマデザインを使用し、テーマの浸透につながっています。

ステッカー

ステッカーも2種類制作しました。一人一枚ずつ配布され、PCやスマートフォンに貼るメンバーが多いです。

上記以外では、スマートフォンの壁紙を任意で変更できたり、社内報の裏表紙にもテーマデザインを掲載するなど、テーマ浸透に向けた取り組みを複数実施しています。

グループ全体をさらに「Accelerate」させるための取り組みとは

期初のキックオフでは、カンパニー・ディビジョンごとにそれぞれの事業方針やアクションプランを発表しています。各カンパニー・ディビジョンが何を目指しているのか、グループ経営を加速させるからこそ、事業上で連携する他部署の理解を図るために重要な役目を担っています。

さらに今回は、各カンパニー・ディビジョンのテーマを発表する機会でもありました。それぞれが目指す方向性も発表されたため、事業の方向性をキャッチアップできる場になりました。

カンパニー・ディビジョンテーマの一例

ここでは、グループ全体向けに発表された内容の中から一部を紹介します。

新研修体系プログラム

グループ経営の加速・コングロマリット化に伴う、事業・組織・人材の多様化に応じた成長機会を創出するため、教育研修体系を構築することになりました。一定のフレームワークに基づいた研修プロセスを導入することで、共通の思考や言語の土台形成を図ることも目的です。

職位に応じた研修コースがあり、ポータブルスキル(業種業態を問わず、ビジネスを行う上で必要となるスキル)やテクニカルスキル(業種業態の特性に応じた、専門的なスキル)を身につけられる内容になっています。

Monthly Update とGroup Updateの継続

どちらも昨期より始まった取り組みです。多角化、組織規模の拡大が進むMEグループにおいて、部署間の連携を強化するため、情報共有の場として活用しています。組織全体で「Accelerate」するべく、今期も継続することになりました。

Monthly Update

事業責任者やプロジェクト責任者が中心となり、動画で情報を伝達しています。月1回行なっており、それぞれが所属する部署や業務で関係している部署の動画視聴は必須にし、それ以外の部署は任意にしています。

Group Update

動画(場合によってはオンラインでリアルタイムに)でMEグループの経営方針や事業展開方針、組織運営方針など、グループ運営に必要な情報の共有を行います。四半期に1回行なっており、役員、事業責任者、プロジェクト責任者が中心となって情報を伝達しています。

この他にもグループ全体として「Accelerate」する取り組みが発表されました。ここで全てをご紹介することはできませんが、その内容はジャーナル記事を通して発信していきます。

まとめ

設立当初から大切にしているキックオフ。主体的に働くために必要な情報共有の場であり、横のつながりを作り、テーマやグループ全体の方向性を浸透させる場でもあります。

さらには、企業の成長に欠かせない組織文化や風土を醸成し、浸透させる機会でもあり、MEが成長するためになくてはならない大切なイベントです。今後、グループ経営を加速させていく中でも、個人としても組織としても成長するきっかけを生む、キックオフにしていきたいと思います。

テーマ背景にして撮影した集合写真

サーキュラーエコノミー(循環型経済)発展の一翼を担うとともに、「持続可能な社会を実現する最適化商社」というビジョンに向かって進むME。今後もさまざまな挑戦とともに、成長してまいります。

\一緒に働く仲間を募集しています/

会社の拡大期を共に創り上げる仲間を探しています。 新卒・中途・アルバイト各種採用を通年で実施しています。

記事を書いた人

岡戸 亜樹

MEジャーナル編集長

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