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株式会社マーケットエンタープライズ

公立中学校の吹奏楽部入部には30万円が必要 吹奏楽部の活動に関する実態調査 新型コロナウイルスによる経済的不安に楽器寄附ふるさと納税の意義

株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林 泰士、東証マザーズ・証券コード3135)は、楽器寄附ふるさと納税実行委員会のメンバーとして、楽器査定の役割を担っています。当社では、吹奏楽部で使用する楽器不足の実態を調査すべく、国公立の中学校の吹奏楽部に所属経験のある中学生の子を持つ全国に居住の母親515名を対象に、吹奏楽部の活動にかかる費用に関する調査を実施しました。



【吹奏楽部の活動に関する実態調査 調査結果概要】
新品の楽器を購入し、吹奏楽部に入部しようとするとかかる費用は、平均303,983円
1. 吹奏楽部で使用する楽器 学校所有の楽器を使う人は68.4%
  30%以上が自分で調達 21.2%が新品を自分で購入
2. 楽器購入費用は 新品で平均244,480円 中古品で平均113,487円 知人から購入で平均57,190円
3. 楽器購入以外にもかかった諸経費は年間平均約60,000円 楽器を含めた初期費用は平均303,983円
  ・・・メンテナンスに平均24,591円 消耗品費用に平均10,919円 遠征などに平均23,993円


1. 学校所有の楽器を使う人は68.4%
  30%以上は自分で調達 21.2%が新品を自分で購入


国公立中学校の吹奏楽部に所属経験がある中学生の子を持つ母(有効回答数509名)に、楽器の入手方法を尋ねたとこ ろ、「学校のものを利用した」という回答が、348名(68.4%)と最多で、30%以上の人は、自分で楽器を調達していたことが わかりました。その中で新品の楽器を購入したのは21.2%。課外活動とはいえ、学校教育の一環である部活動で必要な ものにも関わらず、25.1%の人が家計から費用を捻出しています。


2. 楽器購入費用は 新品で平均244,480円 中古品で平均113,487円 知人から購入で平均57,190円


楽器を購入して用意した人の購入費用は、新品で平均244,480円、中古品で平均113,487円。知人から購入した人で平均 57,190円という結果がわかりました。新品と中古品では金額差はあるものの、個人で楽器を準備するとなると、子どもが 小遣いから捻出するのは難しい金額です。家庭への経済的負担は、少なくないことが推測されます。


3. 楽器購入以外にもかかった諸経費は年間平均約60,000円 楽器を含めた初期費用は平均303,983円


楽器購入以外に、1年間で吹奏楽部の活動にかかった費用を聞いたところ、メンテナンスに平均24,591円、リードやオイルなどの消耗品に平均10,919円、大会や合宿などの遠征に平均23,993円かかったことがわかりました。楽器購入以外の諸経費でかかった費用はトータルで平均59,503円。年間平均で約60,000円にも昇ります。今回の調査により、仮に新品の楽器を購入し、吹奏楽部に入部しようとすると、平均で303,983円がかかることになります。文部科学省の調査によると、公立中学校の教科外活動費は、平均29,308円という報告が出ています。(出典:文部科学省 平成30年度子どもの学習費調査)この調査と比較すると、吹奏楽部の活動には、楽器を除いても倍以上の費用が必要で、さらに楽器を自分で用意すると、平均的な教科外活動費の10倍近い多額の初期費用がかかることになります。



日本大学 文理学部教育学科・助教  佐久間 邦友(さくま くにとも)


兵庫教育大学教育行政能力育成カリキュラム開発室特命助教、郡山女子大学家政学部
人間生活学科講師などを経て、現職。研究分野は教育行政学、教育政策。修士(教育学)。
(取材対応可能です。ご希望の方は、マーケットエンタープライズ広報まで)


今回の調査から、吹奏楽部の活動には、文部科学省が公表する平均的な教科外活動費と比較すると、かなり多額な費用がかかることが明らかになりました。新品の楽器購入を含めると、部活を始めようとした時に、1年で約30万円という大きな費用が発生します。中学1年生でかかる教育費は、制服や補助教材費や塾代など平均40〜50万円の費用がかかると言われていますが、この費用を合計すると70〜80万円。 決して誰もが、すぐに支払える金額ではありません。コロナ禍で大幅に収入減少したり、失業する人が増えると、当然ながら、子どもの部活も含め、子育てに対して費やすことができる費用も少なくなります。中学校の吹奏楽部では、全国的に楽器が不足しており、約3割が自分で楽器を用意しなくてはならないという実態が、この調査で見えてきましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による経済的冷え込みが続けば、経済的に楽器が用意できないという理由で吹奏楽部への入部を断念する子どもが、増えていくことが予想されます。中学校の部活というのは、義務ではありませんが、チームワークの重要性を学ぶことや、活動を通して自己肯定感を高めることができる貴重な機会でもあります。経済的不安が蔓延する現代では、子どものやりたいことに親の所得が大きく影響しており、部活動もその一つといえます。その結果、活動費が高額になる可能性のある部活に関しては、部員数が減少し、活動内容に制限が生じたり、存続自体が危うくなる可能性もゼロではありません。本来であれば、学校の設置者である自治体が、楽器購入をすべきところですが、自治体の財政事情により難しい実情もあります。一部の学校現場では、先生方の努力によって学校間で楽器の貸し借りを行い、活動継続しているという声も聞きます。
そんな中、私が期待を寄せる制度が「楽器寄附ふるさと納税」です。この制度を使えば、お金を理由に自治体や家庭で楽器を用意することが難しくても、金銭的負担を抑えながら、楽器を全国から集めることが可能になります。吹奏楽部という居場所にいる為には、最低限楽器を用意する必要がある。楽器を会員制クラブの会員カードのようなものだと捉えてみてください。楽器という会員カードが無い為に、クラブに存在する資格を持つことができない子どもがいるのならば、この制度を利用して、使わずに眠っている休眠楽器を渡してあげるだけで、子ども達の居場所を確保することが可能になるのです。 終わりが見えない新型コロナウイルスとの戦いが続くこの現状の中で、部活ができるようにサポートする制度があるということは、子どもたちの学習機会確保にとても意味があることです。それによって、お金を理由に楽器を使った教育を受ける機会を諦める子ども達を減らし、SDGsの目標の一つである「質の高い教育をみんなに」を実現することができます。また、現在の日本の教育現場では、楽器に触れる機会が少ないとも言われています。今後、吹奏楽部が減少してしまった場合、楽器に触れる機会の損失だけでなく、日本の音楽人口の減少や、音楽文化の衰退に繋がると言っても過言ではないでしょう。ただ不要になった楽器を捨てたり、返礼品目的にお金を振り込むのではなく、ふるさと納税の制度を使って必要な人に渡すという新たな選択肢ができたことは、沢山の子どもたちの未来の可能性につながっていくものだと思います。



■調査概要
調査方法:インターネットリサーチ(マクロミルで実施)
調査地域:全国
調査対象:30歳以上の5年以内に子どもが国公立中学校の吹奏楽部に在籍していた・在籍している母親
有効サンプル数:515
調査期間:2020年2月21日(金)〜2月22日(土)



■楽器寄附ふるさと納税概要
国内初の休眠楽器の寄附を受け入れる「楽器寄附ふるさと納税」を三重県いなべ市と連携し、事業を構築しました。現在では、いなべ市をはじめとする計16の自治体が導入しています。全国で使われていない休眠楽器を寄附いただくと、楽器が不足している各自治体の教育機関へ寄贈されます。寄附者は楽器の査定額が税金控除される「ふるさと納税制度」を活用した取り組みです。これまで全国へ約380を超える楽器を届けています。
ウェブサイト:https://www.gakki-kifu.jp/



■株式会社マーケットエンタープライズ概要
マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開しています。「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、 2006年の設立以来、成長を続けています。2015年6月には東証マザーズに上場、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ430万人を達成しました。
ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/
コーポレートブログ:https://media.marketenterprise.co.jp/



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